その他の見どころ
ラ・ロカ・ビレッジ
地中海のエッセンスを醸し出すラ・ロカ・ビレッジは、バルセロナからわずか40分の場所にあります。伝統的な建築とガウディの特徴的なモチーフにインスパイアされたデザインで、さわやかな地中海の魅力あふれるオープンエアのショッピング体験が楽しめます。150以上の有名ブティックが軒を連ね、この地域で最もハイセンスなショッピングセンターとして知られています。
営業時間 : 10:00 – 21:00(無休)。
Port Aventura World
Port Aventura World Parks & Resort は、バルセロナからわずか110kmにあるコスタ・ドラダに位置します。1995年のオープン以来、スペイン最大、さらにヨーロッパでは3番目に大きな遊園地です。
地中海、ポリネシア、メキシコ、中国、ファー・ウェスト、セサモ・アベントゥーラの6つのテーマ・エリアに広がる41のスリル満点のアトラクションと40のショーを思う存分満喫できます。また夏季シーズンには、14のウォーター・アトラクションがあるカリブ・アクアティック・パークで、ご家族連れで楽しむこともできます。
さらに、2017年にはヨーロッパで唯一のフェラーリのテーマパーク、フェラーリ・ランドがオープンしました。ここでは、11の限定アトラクションを体験し、イタリアのレーシングチームとF1のエキサイティングなフェラーリワールドに浸ることができます。
アルコ・デ・トリウンフォ(凱旋門)
建築家ジョセップ・ビラセカ・イ・カサノバスが設計したバルセロナの凱旋門は、1888年にシウタデラ公園で開催された万国博覧会の入り口になった歴史的な建造物です。高さ30メートル、ネオ・ムデハル様式を取り入れたむき出しのレンガ造りのこのアーチは、一般的な凱旋門によく見られる軍功を称えた門ではなく、芸術、科学、経済の進歩に重点を置いている点で、他の凱旋門とは異なっています。
凱旋門を飾る彫刻や装飾タイルは、万国博覧会への参加国、あるいは参加者への報酬の分配などについて興味深い物語を伝えており、左側には、アポロを中心とした科学と芸術の図像が配され、創造性と知的進歩を生き生きと表現しています。
バルセロナの要に位置するこのモニュメントは、今までにスポーツ・イベント、フェスティバル、プリマベーラ・サウンドなどのコンサートを見守ってきました。さらに、地元の文化財(BCIL)としても登録されています。
バルセロナ大聖堂
バルセロナの中心に位置するサンタ・クレウ・イ・サンタ・エウラリア大聖堂は、8世紀にわたるこの街の歴史を静かに見守ってきました。荘厳なゴシック様式の大聖堂の内部には一見したところ気がつかないような秘密が満ち溢れています。最も貴重な宝物の一つは、バルセロナの守護聖人である聖エウラリアの聖遺物で、ゴシック様式の壮麗な地下聖堂に安置されています。
この大聖堂の歴史は1298年に遡り、ロマネスク様式の大聖堂や、それ以前には初期キリスト教の大聖堂が建てられていた同じ場所に、ハイメ2世が建設を命じたことに始まります。このゴシック建築は、3つの身廊、回廊、翼廊を持つ十字型の平面が特徴です。1337年に奉献された大理石の祭壇や、1390年に着工された見事な聖歌隊席など、芸術的な遺産も多く見られます。聖歌隊席は、カタルーニャ・ゴシックの最も注目すべき彫刻作品の一つで、フアン・デ・ボルゴーニャが金羊毛騎士団の紋章を描いています。
14世紀から15世紀にかけて建てられた大聖堂の回廊は、まさにオアシスです。その2つの外扉、ピエタとサンタ・エウラリアは、ヤシの木、モクレン、オレンジの木と噴水のある庭に通じています。ここでは、13歳で命を落とした聖女エウラリアにちなんで、13羽のガチョウが生活しています。
聖堂内には、140体以上の聖人の墓、祭壇、奉納品があります。聖ヘレナはドームに、聖ルシアはロマネスク様式の礼拝堂に、そしてバルセロナの共同守護聖人である聖エウラリアはゴシック様式の地下聖堂に眠っています。さらに、女性の名を冠した大聖堂の21の鐘には、1714年の包囲戦で反乱を呼びかけたオノラータのような興味深い物語があります。
バルセロナ大聖堂には建築美以上の魅力が詰まっています。是非その伝説に触れ、建築様式に魅了され、素晴らしい全景を堪能してみてください。
ランブラス通り
全長1,200メートルに及ぶ活気あふれる遊歩道は、18世紀の近代にそのルーツを持ちます。長年にわたりあらゆる社会階層の出会いの場であり、常に見る側と見られる側のある空間でした。
カタルーニャ広場から進むと近代的なアシャンプラ地区と旧市街の魅力の移り変わりが分かります。ランブラス通り進むと数歩先にカナレテスの泉があり、この泉で水を飲むと将来必ずバルセロナに戻ってくるという伝説があります。さらに数メートル先にはバルセロナの食の宝庫ラ・ボケリア市場があります。
アートに触れたいならばミロ・モザイクとサンタモニカ・アートセンターは欠かせません。ここでは国内外のアーティストの作品に触れることができます。
さらに建築に興味がある方は、パラウ・モジャとパラウ・グエルも必見です。
もちろん、ランブラス通りはモニュメントや歴史的建造物だけではありません。通り自体が息をしているように活気があり、命を吹き込まれた人間の彫像や、魅惑的な香りを放つ花屋、この世界唯一の場所のエッセンスをとらえた肖像画家たちの作品で溢れています。
通りはポート・ベル近くのコロンブス記念碑までで、ここから街と海のパノラマを楽しむことができます。
真のバルセロナを体験したければ、歴史と現代生活が混ざり合い、散策の一歩一歩が新たな発見になるランブラス通りを歩いてみてください。
リセウ大劇場
バルセロナの中心部にあるリセウ大劇場は、まさに文化の宝庫と言えます。「エル・リセウ」の名で知られるこの荘厳なオペラハウスは、天才建築家ミケル・ガリーガ・イ・ロカによって設計されました。その歴史は1847年にさかのぼり、当初は内部に音楽院を持ち、上流社会に最高のオペラ公演を楽しむ機会を提供するという目的で建てられました。
ランブラス通りに面したエル・リセウはバルセロナの象徴とも言えるでしょう。
長い歴史を通じて、世界でも屈指のオペラ歌手たちによる忘れがたい公演が行われてきました。しかし、1861年と1994年に火災に見舞われ、1893年には暗殺未遂に遭うなど惨事の舞台となることもありました。現在の建物は、最後の火災後に慎重に再建され、オリジナルを忠実に復元したものです。
今日のリセウ大劇場は、5つの円形劇場に2,292人の観客を収容することができ、他では得ることのできない素晴らしい体験をさせてくれます。音楽鑑賞だけにとどまらず、華麗なサラ・グラン、居心地の良いホワイエ、エレガントなサロ・デル・ミラルズなど、ラモン・カサスやモデスト・ウルジェルなどの画家による絵画が飾られた館内の細部にも是非注目してみてください。
オペラ、ダンス、クラシック音楽がお好きなら、是非リセウ大劇場へ。公演シーズンは9月から7月までですが、年間を通してご利用いただけるガイドツアーで、この劇場の豊かな歴史を肌で感じることができます。
コロンブスの記念碑
コロンブスの記念碑は、バルセロナの中心部、ランブラス通りとコロン通りの間にあります。彫刻家ラファエル・アッチェの作品である高さ7メートルの見事な像は、地平線を指差すコロンブスを描いています。塔の全長は60メートル。
この展望台からは、ポート・ベルからモンジュイックの雄大な山々まで、バルセロナの360度のパノラマを楽しむことができます。ガエタ・ブイガス・イ・モンラバの設計によるこの展望台は、1888年の万国博覧会のために行われた海浜整備の中でも最も重要なものでした。
展望台に登る場合には街のクリアな眺めが楽しめるよう、早めの到着をお勧めします。
サンタ・モニカ・アートセンター
ランブラス通り南部に位置するサンタ・モニカ・アートセンターは、単なる文化センターではありません。このスペースは、1636年に建てられた旧修道院をベースとしており、21世紀のクリエイティビティとデジタルカルチャーの先駆けとして発展してきました。
著名な建築家ダヴィッド&アルベルト・ヴィアプラナによって設計されたこの建物は、ルネッサンス時代の回廊の歴史的なエッセンスを保ちつつ、ランブラス通りを眺められる屋外スロープを備えるなど現代的な要素も見られます。
1988年の開館以来、建築からガストロノミーまで幅広い芸術分野を探求する150以上の展覧会や会議を開催してきました。また、新しい芸術動向の促進にも力を注ぎ、地域社会とのコラボレーションも積極的に行っています。
コンテンポラリー・アートやイノベーションがお好きなら、是非足を運んでみてください。過去と現在が見事に融合したスペースで創造の世界に浸ることができます。サンタ・モニカ・アートセンターの斬新なビジョンに触発されながら、この街の芸術の中心を探索してみてはいかがでしょうか。
ゴロンドリーナス号
1888年の万国博覧会以来、コロンブスの記念碑の向かいの港に係留されているゴロンドリーナス号で、バルセロナをユニークな視点から眺めることができます。
ゴロンドリーナス号には2つのコースがあります。”バルセロナ港ルート45″は、ワールド・トレード・センター、プエルタ・デ・エウロパ橋、時計塔など、バルセロナの港のエッセンスに浸る45分のツアーです。また、バルセロナの海岸線に沿って約9マイルを走る “バルセロナ港と沿岸ルート60″では、ポート・ベルからポート・フォルムまで、街の景観を堪能することができます。
バルセロナの港で130年以上の歴史を持つゴロンドリーナス号。潮風に当たりながら地中海の美しい景色とその真髄が堪能できます。
ポート・ベル / マレマグヌム / 水族館
ランブラス通りと海の間に建つコロンブスの記念碑横からスタートすると、まずバルセロナ海洋博物館のある建物、レアル・アタラサナスがあります。魅力的な航海の歴史を物語る品々、資料、模型、船のコレクションをゆっくりとみることができます。
さらにモル・デ・ラ・フスタ沿いを進むと、アメリカのポップ・アーティスト、ロイ・リキテンスタインの斬新な彫刻や、マリスカルの代表作である海老のモニュメントが目に飛び込んできます。また、2011年に国の重要文化財に指定された、1918年建造の歴史的な帆船サンタ・エウラリア号は、帆船に乗り込み見学することが可能です。当時のセーリングのコツを発見してみるのもおもしろいかもしれません。
モイ・デスパニャまで行くと、バルセロナ水族館とマレマグヌム・ショッピングセンターという見逃せない2つのスポットがあります。バルセロナ水族館はヨーロッパ最大級の水族館で、地中海の海の世界に浸ることができます。35の水槽にはサメを含む450種、11,000匹の海洋生物が見られ、80メートルの水中トンネルはまるで海の底を歩いているような気分にさせてくれます。
隣にあるマレマグヌム・ショッピングセンターでは、海を見渡せる広々としたスペースでショッピングや食事、エンターテイメントを楽しむことができます。高級店から文化的なイベントまで揃い、港の伝統とバルセロナの現代性が交差するスペースになっています。
ポート・べルは、海岸沿い20kmに渡って広がるバルセロナの港のほんの一部に過ぎません。この工業港は地中海最大のクルーズ港でもあります。ポータル・デ・ラ・パウから伝統的なゴロンドリーナス号に乗り込み、ポート・ベルの海をのんびりと楽しむことができます。
ポート・ベル周辺では、バルセロナの海の歴史に触れ、様々なアクティビティをが楽しめます。
バルセロナ世界貿易センター
バルセロナ世界貿易センターは、バルセロナ港に位置する印象的なビジネス複合ビルで、先端的な建築のシンボルとなっています。著名な建築家ヘンリー・N・コブが設計し、1999年にオープンしたこのビジネスセンターは、あたかも地中海の環境に調和した船のようにも捉えられます。
40,000平方メートルの最新レンタルオフィスは、さまざまなビジネスニーズに対応可能です。さらに、最大1,500人を収容できる20の会議室を備えたコンベンションセンターがあります。このため、国際的なイベントや学術会議、製品発表の場として使われています。
このように、バルセロナ世界貿易センターは優れたビジネス環境を提供しているのです。ユニークなデザイン、フレキシブルなサービス、グローバルなコネクションにより、成長し続ける企業や高層階からのバルセロナのパノラマビュー求める人々にとって不可欠なスペースとなっています。
ケーブルカー
バルセロナ港のケーブルカーとして知られるトランスボルダドール・アエリ・デル・ポート・デ・バルセロナは、バルセロナの歴史の宝と言っても過言ではありません。このケーブルカーは、バルセロネータにあるサン・セバスティア塔とモンジュイックのミラマール駅を結んでいます。他の展望スポットとは異なる視点から美しいバルセロナのパノラマを一望できます。
ケーブルカーは、1929年の万国博覧会と港の海事部門をつなぐ目的で、ラモン・カルサダとジョセップ・M・ロダの協力のもと、カルレス・ブイガスによって1926年に構想され、資金と時間の問題にもかかわらず、このプロジェクトは1931年に完成し、瞬く間に街のシンボルとなりました。
スペイン内戦の間、このケーブルカーは運休を余儀なくされ、塔は港の防衛のために戦略的に使用されました。しかし1958年、テレフェリコス・デ・バルセロナ社が施設の管理を引き継ぎ、1963年5月20日、ケーブルカーの連続運行が再開されたのです。その過程で、サン・セバスティアの塔(高さ78.4メートル)とジャウメ1世の塔(高さ107メートル)は修復され、元の輝きを取り戻し、現在ではバルセロナの歴史芸術遺産の一部として登録されています。
このケーブルカーは、観光客に複数のオプションを提供しています。バルセロネータから乗りモンジュイックで下りることも、その逆方向への移動も可能です。もちろん往復しながらゆったりと眺望を楽しむこともできます。ただし、上りの途中にあるジャウメ1世の塔は閉鎖されているのでご注意ください。
フォルム・パーク
フォルム・パークは自然と文化、エンターテイメントが融合するバルセロナを代表するスポットの一つです。2004年に開催された世界文化フォーラムを収容するため、著名なデザイナー、エリアス・トーレスとホセ・アントニオ・マルティネス・ラペーニャの独創性により生み出されました。
20万平方メートルの敷地は、ジャック・ヘルツォークとピエール・ド・ムーロンが設計した象徴的なフォーラム・ビルディング(現在はバルセロナ自然科学博物館)などをはじめとする多様なスペースが存在します。また、ジョセップ・リュイス・マテオ設計のユニークな金属構造が印象的なバルセロナ国際コンベンション・センターもあります。
建築的な重要性に加え、メルセス・フェスティバル、クルイラ・サウンド・フェスティバル、プリマヴェーラ・サウンド・フェスティバル、カタルーニャのエイプリールフェア、シルク・ドゥ・ソレイユ等の大規模なイベントの開催地としても利用されています。
パークには、エウジェニア・バルセルズ作の「バルセロナの絵葉書」やトニー・アウスラー作の「6番目の壁」をははじめとする興味深いパブリックアート作品もあり、夜も楽しめます。また、大きな太陽光発電パネルや円柱の森といった象徴的なスペースもあります。
海をのんびりと楽しみたいければ、ベス・ガリとジャウマ・ベナベントがデザインした海水浴場が、砂のないビーチというここでしか味わうことのできないユニークな体験を提供してくれます。
ランブラ・デ・カタルーニャ通り
ランブラ・デ・カタルーニャ通りは、カタルーニャ広場から始まり、ディアゴナル通りまで伸びるバルセロナ中心部を代表する通りです。様々なショップやバー、レストランが軒を連ねています。この魅力的な通りには、2つの印象的な彫刻があります。グラン・ビアとの交差点にある「シッティング・ブル」と、ディアゴナル通り近くに立つ「コケティッシュ・ジラフ」は、どちらも彫刻家ジョセップ・グラニェールの作品です。
126番地には、著名な建築家ジョセップ・プッチ・イ・カダファルチが設計した壮麗なモデルニスタ建築、カサ・セラがあります。現在、バルセロナ行政長官の本部として使われているこの建物は見逃せない建築スポットとなっています。また、115番地には、ジョアン・マルトレル設計のネオ・ゴシック様式のファサードを持つサン・ライムンド・デ・ペニャフォルト教会があります。
1990年、この通りは、側面の歩道の拡張や中央の遊歩道の全面的な改修などの大規模な改良が施され、より心地の良い通りとして生まれ変わっています。
パセオ・デ・グラシア通り
街の中心を走るパセオ・デ・グラシアは、何十年もの間、観光客、建築、そして高級ショッピングを楽しむ人々に親しまれています。
全長1.6キロのグラシア通りを歩けば、バルセロナの歴史に浸ることができます。19世紀、パセオ・デ・グラシア通りは、優雅なカフェやレストラン、劇場を楽しむ貴族の憩いの場でした。そして、バルセロナのアシャンプラ地区の発展に重要な役割を果たしたイルデフォンス・セルダの画期的な構想と見事に調和しているのです。
この通りの宝は、アントニ・ガウディ、プッチ・イ・カダファルク、リュイス・ドメネク・イ・モンタネール、エンリック・サニエなどが忘れがたい足跡を残したモデルニズム建築と言っても過言ではありません。カサ・バトリョ、ラ・ペドレラ、カサ・アマトリェー、カサ・フスター、パラウ・ロベールは、これらの傑作をその目で見てたい建築愛好家にとって必見のスポットです。
かつて遊園地などもあった通りの広場は、その昔遊園地やジェットコースターがあったシャンゼリゼ通りなどと同様に懐かしく楽しいひとときを思い出させてくれます。さらに、1906年に建築家ペレ・ファルケス・イ・ウルピが設計した有名なトレンカディス(破砕タイル)のベンチは、この通りにさらに芸術的な魅力を添えています。
今日、この通りは国際的なブティックが軒を連ね、最新のトレンドや高級ショッピングを楽しむことができます。
スポティファイ・カンプ・ノウ
(建設工事は、2026年までの予定です。)
1957年にエスタディ・デル・FCバルセロナという名で落成し、人々からはカンプ・ノウという名前で親しまれていましたが、2000-2001シーズンに行われた人気投票でも最も票が入り、現在のカンプ・ノウという名前が正式名称として使われるようになりました。
1984年に併設されたバルサ博物館は、長年にわたってカタルーニャで最も来館者の多い博物館となっています。また、ブルース・スプリングスティーン、フランク・シナトラ、マイケル・ジャクソン、U2、フリオ・イグレシアス、ロス・トレス・テンなど、世界レベルのトップアーティストのコンサート会場としても使われてきました。
パラウ・ダ・マール
1880年から1890年にかけて建設されたパラウ・ダ・マールは、バルセロナの港湾建築の素晴らしい例と言えます。当初は総合商業倉庫 が入っていましたが、現在はカタルーニャ歴史博物館と現代歴史センターがあります。地域の文化資産は、カタルーニャの産業遺産の一部であり、この地域の歴史に興味のあるビジターへの窓口となっています。
オリンピック村 / ビーチ
オリンピック村は、92年のバルセロナ・オリンピックを機に誕生した地区です。工業地帯の大規模な変貌により、このエリアが大会期間中の選手たちの公式居住地、ポブレノウのイカリアとして生まれ変わっただけでなく街の様相も一変しました。
海岸沿いの広い通りを歩くだけで、バルセロナのオリンピック精神に触れることができるでしょう。
Mapfreタワーと高さ154メートルのホテル・アーツは、オリンピック村の上に高々とそびえ立っています。フランク・ゲーリーの彫刻「Peix d’Or(ペイ・ドール)」は、太陽の光で色を変え、この場所の海洋の歴史へのオマージュです。
海に面した400メートルに及ぶノヴァ・イカリア・ビーチは、誰もが楽しめるビーチです。子供用の遊び場、卓球台、バレーボールコート2面などが完備されており、地下鉄やバスにも近く、街から簡単にアクセスできるビーチです。
サンタ・マリア・ダル・マル教会
エル・ボルン地区にあるサンタ・マリア・ダル・マル教会は、バルセロナで最も正統なカタルーニャ・ゴシック様式の建物です。1329年から1383年にかけてベレンゲール・デ・モンタグートとラモン・デスプイグによって建てられたこの傑作は、見事な身廊、リブ構造の丸天井、傑出したデザインの中央のバラ窓などが特徴です。
館内に入ってみると、1341年から1385年にかけて制作された見事なステンドグラスが目に入ります。けれどもさらに惹きつけられるのは、1428年の地震後に再建された大きなバラ窓です。ここには、聖母の戴冠式が驚くほどリアルに描かれています。
建築だけでなく、その背景にある歴史も魅力的です。このラ・リベラ地区は、歴史上重要な役割を果たしてきました。バルセロナの大聖堂が貴族と結びついていたのに対し、このサンタ・マリア・ダル・マル教会は、モンジュイックの採石場からエル・ボルン広場まで、カタルーニャ語で 「バスタイショ 」と呼ばれる運び屋たちがどのように石を運んでいたかを見守っていました。
教会の見学ツアーでは、バルセロナのパノラマが楽しめます。 重要な歴史的遺産が保存されている地下聖堂と外壁もぜひ訪れてみてください。
グエル邸
ラバル地区の中心に位置するグエル邸は、アントニ・ガウディの初期の最も印象的な作品の一つとして知られています。彼のパトロンであったエウセビ・グエルによって依頼されたこのモデルニズム建築は、ガウディの才能を示す生きた証となっています。
放物線アーチと蛇の尾を思わせる錬鉄製の格子で飾られた邸宅の入り口は、アラブ、ビザンチン、ムデハルの各様式からインスピレーションを得た、それぞれの様式が融合する世界へと続いています。館内では木製の格天井、独創的な照明と換気システム、そしてもちろん地下のキノコのような柱に驚かずにはいられません。
サグラダ・ファミリア、カサ・ビセンス、グエル別邸、ラ・ペドレラ、カサ・バトリョなどの建築作品で知られるガウディは、常に実験と進化を繰り返していました。グエル邸では、後にこの建築家の建築の特徴のひとつとなる不規則なモザイク装飾を初めて取り入れています。テラスに上がると、屋根を飾る20本の彫刻のような煙突も見られます。
1984年にユネスコ世界遺産に登録されたこの建築の傑作の細部まで堪能してみてください。
カサ・ビセンス
グラシア地区に建つカサ・ビセンスは、建築家ガウディのキャリアの始まりとなった珠玉の建築物です。ユニークなモデルニズムの視点で設計されたこの傑作は、庭に生えていたムーア人のカーネーションにインスパイアされた模様のタイルで際立っています。
外観は、椰子の葉の植物モチーフを忠実に再現した細部まで作り込まれた鉄格子に魅了されずにはいられません。直線と戯れるような構造から、伝統と文化の豊かな遺産を想起させるムデハル様式のディテールまで、この建物の隅々までが革新と自然へのオマージュとも受け止められます。
2005年、ユネスコは世界遺産に認定し、世界の建築シーンにおけるその重要性を確固たるものにしています。
バルセロナでガウディの建築物を巡りたければ、カサ・ビセンスは必見です。lこここは、2014年までバルセロナで一般公開されていない唯一のガウディ建築でした。
ティビダボ・サグラド・コラソン寺院
パリのサクレ・クールに部分的に影響を受けたこの寺院は、街の最も高い場所に位置し、ネオ・ビザンチン様式、ネオ・ゴシック様式、カタルーニャ・モデルニズム様式が混在しています。
聖堂内では、カタルーニャ・モデルニズムの影響を受けた地下聖堂や、聖フアン・ボスコにちなんでグアダルーペの聖母やキリスト教徒を助ける聖母マリアの彫刻で飾られた荘厳な前廊などを鑑賞することができます。さらに、回廊では、教皇ヨハネ23世によって承認された伝統である永代礼拝を行う信者の姿も見られます。
内部のエレベーターでテラスや一番高い塔に上がることができ、モンジュイックやファブラ天文台など、バジェスやバルセロナ全体のパノラマが見渡せます。また、サルバドール・アンドレウ博士によって設立された隣接するティビダボ遊園地に寄ってみてるのも◎。
ペドラルベス修道院
1327年に設立されたこのプア・クラレス修道院は、カタルーニャ・ゴシック建築の形見であり、まるで時を遡れるかのような静寂の楽園です。
ここでは、教会や修道院博物館だけでなく、世界最大級といわれるゴシック様式の回廊も見学できます。
修道院内には薬草園や中世のおとぎ話に出てきそうな、植物の生い茂った空間などがあります。また、美術愛好家にとっては、カタルーニャ・ゴシックとイタリアのトレチェント絵画が融合したフェレール・バッサの絵画は必見です。
修道院では展示会も開催されており修道院の歴史についてじっくりと学ぶことができます。
ファブラ天文台
1904年に設立され、バルセロナ芸術アカデミーに属するこの天文台は、世界で4番目に古い現役の天文台です。歴史的価値も高い1904年製メールハット屈折望遠鏡を含む粛々しい望遠鏡を通して、二重星、小惑星、彗星を観測し、天文に没頭することもできます。
ここは、大きなドームの下で、宇宙の謎を解き明かすだけでなく、気象学や地震学に関する貴重なデータを収集し、世界的な科学の進歩に貢献しています。また、それらの研究にとどまらず、好奇心旺盛なアマチュアを対象とした講演会やガイドツアーを通し、天文分野の普及活動も行っています。
サマーシーズンにバルセロナを訪れたら、是非足を運んでみてください。星空の下でのディナーの後に薬草園をゆったり歩いてみるのも良いかもしれません。
